2021年6月30日。
NEWS ニューシングル BURN 発売おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。
年始早々飛び込んできた アニメ「半妖の夜叉姫」OPテーマ起用の知らせから、約半年。
発売まで時間がかかりましたが、その間NEWS LIVE TOUR 2020 STORYのMCでもちらほら話題に挙がっていたと思います。(オタク、レポの文化にマジ感謝)
そしてツアーのオーラス、堪えきれずにBURN発売を匂わせて(というかガッツリ宣言して)くれて、普段は有り得ないような時間帯にFCからのメールを受け取ってから、約1か月後ようやく手にすることができたBURN。
長かった。本当に長かった。
私はこの半年間、いやこの一年、短いようで、本当に本当に長かったなと感じています。
もちろん私はただのファンでしかないので、本人たちの努力がどれほどなのかは到底わかりません。NEWSのために、この一年が長く感じるような大変な努力ができたというわけでもありません。
それでも、ただ感情を平然へと追いつかせることに無意識に必死だった私を、知らん顔して過ぎていったこの一年という時間は、自分が思っていたよりもうんと辛かったんだなあと思います。
辛いだけじゃなかったけど。
辛かったから、長かった。
そして、フラゲしてからまるで今まで渇望していたかのように聴き込み、「ここまで」来るまで長かったと感じているということは、このBURNは私にとって2020年からの出来事の中でもとても大きな意味をもつものなのだなと思います。
BURNは、振り返るには十分なほど「今」への安心感を与えてくれた。
ビューティフルを含む前作もとても嬉しかったけど、今回は初めから3人で作り上げた、“2021年”のシングルですよね。
だからこそ、STORY完走とはまた違う「『ここまで』辿り着いた」という安心感や期待が、改めて個人的に得られた機会でした。
「これで私たちの2021年の幕が上がったのだ。」
発売前にも関わらず、アニメやラジオ、公式YouTubeであんなに聴き慣れていたはずのフレーズを改めて聴きながら、そう実感しています。
そんなわけで BURNのおかげで晴れたような気持ちになれた今、この気持ちとBURNの感想を忘れないでいたいと思い、この一年でやたら慣れたタイピングでこうして綴っています。
人生初めてのブログです。きっと、拙いとこだらけ。
あくまでも記録用ですが、もし何かの拍子に目に留まりお付き合いいただけたら嬉しいです。
それでは以下内容に移ります。
※念のため記載しておきますが、私は音楽に関する知識も文学的表現方法等に関する知識も全くもっていませんので、専門的な感想や見解を書くブログではありません。あくまで一個人の感想です。
何で好きなのか、どこが好きなのかを自分なりにも考えまとめておきたいと思い、書いています。(クラウドのライナーノーツ読むの楽しかったからさ…思わず私も言語化してしまいたくなる…)
私の解釈が本来の意図や詳しい方の解説とは異なることがほとんどだと思います。ご了承ください。
また、深読みしすぎと感じたり、あるいは的外れなことを言っているところがあったりすると思いますが、ふ〜んこんな感想もあるんだ〜くらいに思っていただけると助かります。すみません。
1. BURN
まずは表題曲。
以下見出しを立てながら思ったことをつらつら書いてみようと思います。
BURNを表題曲でリリースすること
まずこの曲はそもそも読売テレビ・日本テレビ系 TVアニメ「半妖の夜叉姫」壱の章 第2クールのOPテーマでしたよね。
"心を燃やせ"という意味の込められたタイトルからも分かるように、燃えたぎる魂を煽るような、激しい楽曲になっていました。
NEWSシングル史上No.1のハードサウンド、と謳われているのも納得だなあと思います。
NEWSは定期的にロックサウンドの楽曲をお披露目してるけど、基本的に全部アルバム曲に位置付けられていることが多かったように思います。隠れた名曲的な感じ。
一方でこうしたロック曲はライブでも盛り上がるイメージがあるから、発表されたときはついに表題曲としてリリースされるんだ!嬉しい!と思いました。
隠れた名曲でいいじゃん!ファン占め!って気持ちも多少はあるけど、結局隠れてるわけだからいろんな人に伝わる機会があったらいいな!と個人的に強く思っていました。
何が嬉しいって、仮にBURNから興味をもってくれた人が他の曲を聴いてくれたとしても、NEWSは今まで幅広いジャンルに挑戦してきたことで必ず刺さる曲があると思うんですよね。
これはやっぱり、音楽面への探求を譲らなかったNEWSだからこそだなあと思います。
表題曲でもこうして歴代とは異なるジャンルの楽曲に挑戦していくことで、さらなる範囲の客層をキャッチできるかもしれないのがすごい。誰かのレーダーに引っかかってくれたらいいな〜!
今回のBURNは、コヤマスのラップとシゲマスの伸びやかで力強いメロディーのどちらもワンコーラスで楽しめるなあと思っていて、そこがとても好きです。
アニメの主題歌なので、そうなると必然的によく耳にするのは【イントロ〜Aメロ〜Bメロ〜サビ】のワンコーラスのサイズだと思うんですけど、その短い間だけでも3声にちゃんと見せ場がある。それも単なるソロパートじゃなくて、それぞれに合った歌い方の見せ場。
これってつまり、NEWSの歌の魅力がギュッと濃縮された贅沢なつくりになってて、今のNEWSの代名詞になり得る曲ってことじゃないですか?
3人ともかっこいいので箱推しの私の耳が喜んどります。
以下、3人それぞれの好きなポイントをちらちら書いていきます。
増田さん
出だしは増田さんの「We going higher…」の歌唱パートとラップから始まりますが、ここだけで増田さんの歌唱表現の幅がドンと現れててかっこいいな〜!と思いました。
珍しい歌詞や変わったメロディーというわけではないはずのにこんなにがっつり頭にインパクトが残るのは、メロディーとラップの2面性と、増田さんの歌の上手さからなんじゃないかなあと思います。
私が非オタでもテレビで急に流れてきたら見ちゃうもん。たぶん。
1番サビ終わりの「夢気分でいるなら一緒…」のところもめちゃくちゃかっこいい。ゴリゴリのゴリ。
しかもマジでここまでテレビで披露してくれ!頼む!って思ってたら今のところちゃんと披露してくれてるので全テレビ局に金一封送りつけたいと思います。
増田さん、やさしくてあたたかいほわほわな歌い方も大好きだけど、こういうパンチのある歌い方も大好きです。
小山さん
ファンじゃない人からしたら小山さんがラップやるイメージってあんまりないんじゃないかなあと思うんですけど、小山さんラップめちゃくちゃ似合いません?もしもし世間?
なんだろ…別に歌のテンポが走ってる!ってわけではないんだけど、小山さんって感情の勢いを音に乗せるの超上手いな〜!って思ってます。良い。
こやラップ、たまらなく大好きです。
サビは定番の下ハモですよね。
NEWSの曲はやっぱりキーが高いし、今回みたいに激しく歌うロックナンバーだとより上に上に意識がいってしまうイメージが(勝手に)あるんですけど、そこに小山さんの下ハモがあることでどっしり厚みが増す感じがして大好きです。必要不可欠だなと改めて思いました!
加藤さん
いや加藤さん、歌上手くね?
第一の感想はこれです。
知ってたけど知らなかったかも。知ってたけど。
なんか改めてびっくりしました。
めちゃくちゃかっこいい。
NEVERLANDツアーのとき、ロックナンバー・BLACK FIREの歌唱をひとつの挑戦のように位置付けていた印象があるのですが。
そのあとWORLDISTAツアーのFIGHTERS.COMではデスボイスを担当するなど、これまで着々とロック系の歌唱表現の幅を広げてきたように思います。(偉そうに聞こえる言い方でごめんね)
そんな今の加藤さんに、BURNってすごく合うんじゃないかな。
振り返ると、Super SONICくらいからハードな楽曲は年々積み重ねてきたように思うけど、やっぱりその経験があるからこそ今のNEWSのロックサウンドに繋がっていて、パフォーマンスができるんじゃないかなあと思います。
そしてそれを一番体現してるのが加藤さんだなあと感じています。毎回が前回を越える。最高。
「闇夜に咲く花のように…」、ラップパートがあけた次にスッと音がひらけて始まる加藤さんのパート。直前のラップからガラッと印象が変わって、伸びやかだけど力強い。芯を感じます。
そしてラスサビユニゾンの直前、「ぶちあたって 砕け散ったままで…」の加藤さんも最高すぎる。
なんか全体的に、加藤さんすごい。
他の2人にも言えることだけど、加藤さんの歌声もとても鍵を握ってるなと改めて感じました。
BURN、今のNEWSのバランスに合っている気がして何度でも聴きたくなりました。
それがファンじゃない人にもどんどん伝わってくれるといいな。
公式YouTubeのMVのコメント欄にも、おそらくファンじゃないだろうなという人からの素敵なコメントがたくさん届いていて、見ていてとってもニコニコします。嬉しい!
NEWS - BURN [Official Music Clip (short ver.)] - YouTubeyoutu.be
これからもこういうロックサウンドを表題曲に持ってくる機会とか、テレビで披露できる機会があったら良いですよね……何卒……!
何より主題歌にNEWSを起用してくれて(タイアップ取ってきてくれて)本当に感謝でした。ありがとう!
2. 鳴神舞
これはまず、
めちゃくちゃかっこよすぎなんですが?!!!、!、!!?
から感想が始まってしまいます。
感情が突っ走るくらいに好き。
たしかに、KちゃんNEWSで初解禁されたときも「ハァ゛????かっこよすぎでは????!」とは思っていたし、
もっと振り返ると作詞作曲が公開されたときも「マジで言ってんの???嫌いなわけないのでは???」ってスマホぶん投げてたけど……(オタク、許容量を超えると時にキレ散ちらかす生き物)(もっとちゃんとした褒め方しろ)
そもそも無理はないんです。だってこれ、あの「夜よ踊れ」「LVE」「Champang Gold」と同じ制作陣なんだもん。*1
歴代の曲を見て絶大な信頼を寄せていました。約束された最高。
以下感想や考察を並べていきますが、私の熱量がバカになってしまって一曲にしてはあまりにも膨大なため、小見出しを立てながら場面ごとに展開していこうと思います。
~Bメロ
まずイントロの(どことなくLVEを彷彿とさせる気がする)ギターで早々に白旗を揚げました。
まるでこれからリングへ上がっていく姿が想像できるイントロじゃないですか?闘志。臨戦態勢。
まあそうだよな、NEWSって、なんせ生まれつきの格闘家*2だしなぁ。
とにかくこの手の楽曲と分かればこの時点で期待大なわけです。絶対かっこいいやつ。
そして来たるボーカル。
ドラムとギターのシンプルなトラックに乗せ、静かに燃える野心を感じる小山さんの歌い方。
言葉の切れが良く、頭に少し重みを感じる歌い方だからか、Aメロらしく手始めに交わすブローみたい。
曲のイメージにぴったり。むしろこの歌い方でイメージが湧くくらい。
いいぞ。やるぞ。始まる感じだぞ。
NEWSがこうしたメラついた曲を歌うとき、小山さんの発する言葉は度々グローブを身につけてるように見えます。
なんだか上からに聞こえる言い方になっちゃいますが、小山さんは歌にギラつきや闘志といった魂を乗せるのが上手いと思っていて。
これが、ドラムの四つ打ちにめちゃくちゃ合う。最高。
そして音の増えたBメロは、強かさも優しさも様々な表情を持ち合わせた多面性のある増田さんの声色とマッチしていて最高にかっこいい。
音としても歌声としてもサビに向けて厚みが増してくる感じ。
小山さんパートよりもメロディアスになったここでは、音と音を行き来する中にもいろんな声色が散りばめられていて、シンプルに歌がうめぇな…と思いました。増田貴久の歌声を贅沢に感じられるパート。
show what you gotの部分とか嫌いな人いる????????
パブリックイメージ・ゴチの彼と同一人物とは思えません。すごい。まだ知らない人にこそ聴いてほしくなる振り幅… あゝ増田貴久という沼……
“hell no i'm on fire”
そんな最高なコヤマスを経て、その後サビ前の加藤さんのパート“hell no i'm on fire”に辿り着くのですが、意味が気になった私、英語がえげつないほど苦手なのでひたすらに調べてみました。
どうやら“hell no”は、「ありえない」「なんてこった」「絶対嫌だ」という意味のスラングだとか。
そして“on fire”は「盛り上がっている」というスラングだそうです。
この曲には、「どんでん返し」「下からトップへ」「ピンチをチャンスへ」のような“下剋上”を連想させる言葉が多く散りばめられているように感じました。(実際に「下剋上」は頭の小山さんパートに使われてます)
また「鳴り止まない祭囃子」「踏ん張っていこうぜ」あたりからは鼓舞のようなものも感じられました。
となると、「(負けるなんて)ありえねえ、俺は(闘志に)火がついてんだよ」みたいな下剋上、己への鼓舞、宣戦布告、闘志といった感情のように捉えることができるかなあ……
それも、静かに、でも確かな存在感(サビ前という重要なポイント)で歌っているので、ゆっくりとジリジリ燃やす闘志のように思えました。
まあ歌詞での英語に文法とかいちいち考えるのも野暮なので、ざっくりニュアンスで汲み取って、結局こんな感じに解釈は落ち着くのかな?合ってる?
何にせよ、「あほんだら」に繋がる言葉なので強い言葉なんじゃないかなとは思っています。(自分のケツをテキトーに拭くな)
サビ
ついに来ました、みんな大好き(?)「あほんだら 死になさんな」です。
こんなにもインパクトのあるフレーズをサビ頭にもってくるのすごくない?
このフレーズについては感想が長くなるので後述します。
これぞNEWSの戦闘系ソング(命名私)という感じ。
サビもパワーのある言葉で逆境にも負けない意志の強さが書かれているなと思いました。
「痛くても 辛くても 前に進むから」、「踏ん張っていこうぜ 向かい風」
この中でも気になったのが、「滲む血は同じ味がした」
これは彼らが同じ血が流れるチームメイトであることを表しているのか、あるいは過去の己の経験と同じ味なのか…
どっちにも捉えられるなと思います。どっちもなのかな?
歌詞中には特に仲間の存在を連想させる言葉がないんだけど、誰のいつの血と同じ味なんだろうか。気になる。
そうだ、「踏ん張っていこうぜ…」からドラムの刻み方が変わるのも超かっこいいですよね!高まっていく感じが刺さりまくる。
2番
2番は1番と比べて音が細かく刻まれていて、音の並びも歪んでように感じました。(音色の歪みじゃないです…音の刻みが増して全体像がザビザビしてる…)
1番とは異なり、「奴の隙を」「獲物」など相手の存在を連想させる歌詞だからこそ、音でも激しく挑戦・応戦しているような感じ。
また、1番サビが「my story」だったのに対し、2番サビは「your story」になっていますよね。
ここは、そのままの意味だと「あなたのストーリー」だけど、直前の「僕を歩かせる」という歌詞を踏まえると「僕」が「僕というあなた」を捉えて発した言葉にも見えなくもないな、と考えたりしました。
前後のことを考えても、私はどうしてもここの「あなた」は己のことを歌ってるように聞こえちゃう。
「自分」と書いて「きみ」って読む曲があるなら、表記が普通ではあるけど「あなた」を「自分」と解釈してみてもいいよね、とか思ったり。
2番サビ終わり~ラスサビ
2番もそうだったけど、この3人ってラップ(みたいな歌いかた)超似合いますよね。
誰かが一任するのではなく、それぞれにその歌い方のパートがあって最高だなと思いました。
そして、ここで気になった言葉が「臨兵闘者」というもの。
お恥ずかしながら私は全く聞いたことがなかったのですが、調べてみるとどうやら九字護身法という作法のことだと分かりました。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」という九つの文字で邪気を払う呪文だとかなんとか。
この九字には通して「臨む兵、闘う者、皆 陣列ねて、前を行く」という意味(他にも解釈の仕方があるっぽいけど割愛します)があるらしいのですが、歌詞通り途中で区切ると「臨める兵、闘う者」ってところで終わるのかな。
その後は「あとなんだっけ?」と、唱えるのをやめていますね。
それによって、その先なんて待ってられないほどのスピードで、前へ前へ駆け抜けているのがより伝わってくる。
呪文?そんなことはいいんだよ。それよりもほら、速く進もうぜ。さすがはピーキー推奨。
始めこの言葉の意味は分からず聴いてたけど、言葉の意味も区切るのも曲のイメージにぴったりでスッキリしました。
そしてこれは偶然か、必然か、この呪文の文字は“九”つ。
NEWSには数字に敏感に育てられているので、なんだかちょっと「おぉ、」って思ってしまいます。(笑)
そんなに意味はないと思うけど。
そしてその後にある加藤さんパートの「前人未到のその先へ」、めちゃくちゃ大天才じゃないですか?
「その先へ」の後4段階に音を上げていくところ、気持ちが前へ前へと駆けてるみたい。
まーーた、あなたそんな歌い方までも仕上げてきて??!?と、歌唱の表現幅の鈍器で殴られました。
素直に死す加藤担。
そして、その後に続く「伝えきれぬ程の…」というパートは如何にもNEWSらしいな…と。ここに来てまた「愛」を歌ってくれるのか。なんて「愛」と縁が深いですこと。
セリフ
来ました。
ここにきてまた、NEWSお得意のセリフシリーズに新入りの登場。歓迎の宴を準備しろー!!!
もはや目玉ですよね!!!(?)
ありがとうございますの気持ちしかないです。
今回は「巡り合えるか分かりませんが。神様、またいつか。」というセリフ。
すっかり定着してきた我らがセリフ担当、加藤さんのパートです。
さっきから何度も言っていますが、鳴神舞の詞曲陣って夜よ踊れやLVE、Champang Goldと同じなんですよね。
歌詞はどれも「篠原とまと」という方が書いています。
私の感覚ですが、これらはどれも言葉遣いが独特で面白くて、なんだか背景や感情が香り立つような、ポエム感の強い歌詞だなと感じています。
実際夜よ踊れがリリースされたとき、あまりにも歌詞が好きすぎて作詞をしている篠原とまとさんを調べてみたのですが、たくさんのアーティストさんに提供しているような方ではないらしく…
有益な情報があまり得られない中「ミシェルメルモ」というバンドの楽曲の作詞もしていることがわかり、すぐに聴いてみたのですが、やっぱり匂いのする歌詞で大好きでした。
その後しばらく聴き続けてちょっとはまりました。オシャレで心地も良く、おすすめです。
今回も「祭囃子」や「極彩色の音鳴る方へ」、「紫紺の雷光」などあまり歌詞では耳馴染みのない言葉が並んでいます。
そもそも「鳴神舞」という曲名がクセ強(つよ)。
語彙もセンスもすごくないか???不思議な言葉の顔ぶれだな〜と思います。
そんな歌詞の曲で加藤さんがセリフを担当しているの、「分かりすぎ」ませんか?
アイドル業と作家業をただの連続、二足の草鞋ではなく大きな一足として捉える加藤さん*3が、歌で“詩”を担当すること。セリフもなんだか小説みたいだし。
歌って踊る仕事と言葉を綴る仕事の境界線がなんだか交わって見えるように感じる。連続。
これが本当にたまんないです。
また、セリフの中身も大好きなんです。
「巡り合えるか分かりませんが。神様、またいつか。」
ここでちょっと分解して考えてみたいと思います。
「巡り合えるか分かりませんが」
神様は自分と不確定な関係性なんですかね…
巡り合えるか分からない…巡り合えない可能性だって十二分あるってことですよね。
「神様、またいつか」
これは積極的にまた巡り合えることを望んでいる言葉にも見えますが、個人的には別れを告げることで、神様との決別の言葉にも感じます。
もう何かを信仰するのではなく、紛れもない自分がこの足で立って闘っていくのだ、という強い決意。
だからこそ、ぶつかったって、血が滲んだって、闘っていくしかないのだと思う。
そんな覚悟のセリフだと捉えています。
私が好きなのは(強く感じ取っているのは)後者のニュアンスかなぁ。
NEWSの強み
鳴神舞は、歌詞の中でも私はやっぱり「あほんだら 死になさんな」という言葉が力強く耳に残りました。
少し話は変わるけど、私は語気が強い言葉選びのNEWSの楽曲が大好きなんです。
今回の「あほんだら 死になさんな」や LVEの「頷いてばっかじゃ 退屈すぎて死んじまうぜ」、LPSの「“くそったれ”はゴミ箱に」なんかもそうです。大好き。
そもそも、アイドルがこんなに強い語気の言葉を、ひょっとしたら汚く映る場合もある言葉を、こうして歌う必要性ってあるのかな、と思うんですよね。
俗に言うアイドルって、どこか人間離れした存在というか、パフォーマンスやルックスがずば抜けていて、煌びやかに歌って踊って愛を振り撒く存在として使われる言葉だと思っていて。
もちろん、どんなアイドルたちにだって順風満帆なときもあればそうでないときもある。楽しそうに見えて裏で葛藤や挫折をしていることもある。
でもステージに立って我々に見せてくれる顔は、いつだって笑顔で、夢をみせてくれて、可愛さや格好良さで魅せてパフォーマンスで虜にさせるもの。
私的にはアイドルという存在って、大方そんなイメージなんです。
だからこそそんな人たちは、綺麗な言葉を纏えばいいんじゃないかと。
でも、NEWSは違った。
たしかにステージでパフォーマンスしたり手を振ったり笑顔を見せたりする姿は紛れもなくアイドルですが、それだけじゃない。
絶対的アイドルでもあって、一方で限りなく人間臭いんです。
この人生を生きていく「覚悟」
何度も立ち上がり、荒野を幾度も乗り越えてきた「歩み」
美しさだけじゃ語れない「生き様」
そうして強くなった「今」
強くなっていく「未来」
NEWSの歌詞に散りばめられている強い言葉たちは、決して美しいだけではないNEWSの生きた歴史があるからこそ纏える言葉であり、これこそがNEWSの楽曲の強みの一つなんじゃないかと思います。
生き様と人間力が魅力のひとつだからこそ、なんだと。
サビには、もうNEWSには切っても切り離せない言葉「story」という歌詞も入っているしね。
なんだか、紛れもなくこの足で立って、感情を拳に握りしめて、言葉のグローブで壁を倒していくような歌だなあと感じました。
かといって歌詞だけに重みが引っ掛からず、音のパワーも強いからこそ曲の中にちゃんと確立された一つの話がある楽曲として聴こえる。
もちろん今までも分岐点になるような歌や、自分たちに歌詞が重なる歌はたくさんあったけど、
これはそれらとは違って、NEWSの闘志がひとつの作品としてお洒落に表れている曲だなと感じました。今のNEWSらしいね。
だってほら NEWSって、彼らの“生きてる”ヒストリーとアイドルが生み出す作品としての境界線が曖昧になってるとこ、あるじゃん。(?)
そう、NEWSは哲学的で、思想的で、概念的… *4
だからこそ、ある意味では自分たちのことを重ねて歌っているようにも捉えられるのではないかと思います。
鳴神舞、かつて「生きろ」「抗っていけ」などとうたったNEWSの今にピッタリの、新たな強烈メッセージソングですよね。とっても大好きです。
改めてNEWSには、強い決意をもって歌う楽曲がとても似合うなと思いました。
構成と選曲
一通り流れに沿って感想を書いてきたけど、この他にもずるいところがあるなあと思います。
それは、唯一事前に解禁されてたカップリングだけど、解禁されてた1番と解禁されてなかった2番の展開が違う曲だからこそ、改めてCDで聴いたときの衝撃が失われない点です。
全く飽きが来ないし、なんなら「あ~鳴神舞でしょ?解禁されてたから知ってる知ってる~」なんて油断して再生すると、後半で衝撃とかっこよさに殴られる構成に。(私も被害者のひとり)(ありがたい)
CDを手に取ってからもこんなに発見のある曲だったこと、そしてこれを事前解禁曲に選んだこと。作りも選曲もあまりにもできすぎじゃないですか?この手法がまず逸品すぎたなと思います。一本取られたぜ!
鳴神舞の立ち位置
ところで、サビの最後に出てくる“ignite”という単語は「火をつける」という意味で。
「燃える、燃やす」という意味をもつBURNのカップリングとして、この単語は最高に痺れますね。
私はこの鳴神舞を、事前に解禁し注目度を集めた曲であること、全形態に収録されている楽曲であること、また 歌詞から彼らの新たな決意の曲にも解釈できることから、もしかしたら裏の表題曲なんじゃないかなと思っています。概念NEWSの象徴みたいだな…
BURNしかり、NEWSって、とことん燃えてるんです。そう思わせてくれる楽曲。
あとやっぱり最後に心配なんだけど、
全国の加藤担、生きてる?()
美貌で狂わされた申告されたり かき混ぜられたり、ほんと毎度忙しいよな!
3. FLY HIGH
こちらも癖にグサグサと刺さってきて、死ぬほど大好きな曲です。
タイトルの第一印象がFLY AGAINやFLYING BIRDに引っ張られて(笑)、エモーショナルな楽曲、あるいは爽やかな楽曲だと勝手に思っていました。
しかし衝撃だったのは、フラゲ前日にNEWSファンお馴染みのヒロイズムさん(いつもお世話になっております…!)のインスタを拝見したところ、BURNリリースに合わせてあげていた投稿によれば、どうやらこの曲を一緒にプロデュースしてくれたShintaro Yasudaさんはアリアナグランデの楽曲も手掛ける方だということ。
見ればわかる、洒落たやつや…
そんな海外で活躍するShintaro Yasudaさん&いつも作ってくださる安心と信頼のヒロイズムさんが手掛けてくれた曲なんてもう最高が約束されたようなもんじゃん。なんちゅう豪華さなんだ??!?!??!
そんな情報を受け、一体どんな楽曲なんだろうと期待に期待を重ね期待で包んで期待で焼くくらい(?)意気込んで再生したのに、なんか全然、全ッ然その期待を遥かに超えていきました。やられたぜ。
鳴神舞のように頭から感想書こうと思ったんですが、これはどちらかといえば全体的な3人の歌声にフィーチャーしたいなと思ったので、メンバーで分けて個別に書こうと思います。(調子乗って鳴神舞を長く書きすぎたからでもあります、反省)
小山さん
無事に出だしの小山さんで全面降伏しました。
そもそもこの曲、「ちょいと焦がしたキャラメル」から歌詞が始まるのも面白いなと思ったんですが、何より「キャラメル」という甘くてとろけるような歌詞を、小山さん特有の甘ったるい声色で歌うのが良い。歌割りが天才です。天才。
私昔から小山さんの甘く溶けちゃうような声色が大好きなんです。Greedierの「蜜がとろけだしたような夜 優しく波だけがSing」がぶっちぎりの代表格ね。
あと出だしは音数が少ないと思うんですけど、だからこそ小山さんの特徴があるのに明瞭な歌声をこれでもかというほど聴けるのが贅沢で嬉しい。
このパートの後半、語尾が若干ファルセット気味(?)になってるのも好き。緊張と脱力が一緒に潜んでいるような感じで、偶然か意図してのことかはわからないけど、使い分けが好き。
2番の「廃墟と化した過去は支配者…」からのパートでは、小山さんのファルセットと下ハモが二重で使われてますね!
小山さんってファルセットになるとガラッと印象が変わり、のびやかで綺麗で、素敵だなと思います。
たしかNEVERLANDがリリースされたばかりの頃、アン・ドゥ・トロワのラスサビ直前の「アン・ドゥ・トロワ」のファルセットが小山さんなのか増田さんなのか、一部のファンの間で議論されていたと思うんですけど(結局小山さんのファルセットなんですが)、それほど小山さんはファルセットだといつもより印象が変わるということなんですよね…普段やらないからこそ印象にも残りやすい。
でもこんなにがっつりファルセットなパートって初めてじゃないですか?(なんかあったっけ?あったらごめん)
これも3人での新たな音楽性であり、挑戦であり、可能性だと感じました。
喉の症状のこともあるので無理は絶対にしないでほしいけど、今後もこんな挑戦があったらとても面白いなと、NEWSの音楽に対する楽しみの幅がまたひとつ広がりました。ありがとー!
FLY HIGHは、鳴神舞とはまた違う小山さんの歌声の良さが出てるなって思います。
こういう曲超合ってると思う。マジで。
加藤さん
この曲の加藤さんのソロパートで印象に残ったのは、やっぱり加藤担の大好物・ファルセット(私調べ)(異論は認めます)でした。
上手く表現できないんですが、こういう曲の加藤さんのファルセットって、ボーカルがいろんな音と一体化し、音に流れ、音と揺蕩うような、音との境界線をそっと撫でているような歌い方になっていて、聴いててとっても心地いいんです。
半透明、みたいな感じ。伝わるかな。大好き以外の何物でもない。
2番「回るメリーゴーランド…」からはファルセットではないですが、程よく力の抜けた張り過ぎない歌い方がまた良い。耳のすぐそばにボーカルがいるように聞こえて(イヤホンだからとか物理的なことではなく)、その歌い方の空気量と音の空間の艶っぽさがめちゃくちゃに好き。
私は、加藤さんはもともと芯のある声だなと思っているのですが、こういう音がお洒落な曲はその声色の芯の部分(硬い部分)が別のトラックの音色と相まって、まるで別の楽器みたいに聞こえる気がする。だから唯一無二でもあって、心地いい。上手く言えないけど。
(AVALONとかインビジブルダンジョンとか、☆Taku Takahashiさんたちが手掛けてくれたシリーズとかにもそういう印象があります)(そういう加工してるからなんだよ!とか言われちゃったら何も言えないですが)(無知ですまん)
小山さんにも言ったけど、こういう曲は加藤さんにも本当に合ってると思うなあ。
増田さん
まず、ゑ??!?BURNと鳴神舞を張り裂けるように激しく歌ってた増田さんと本当に同一人物ですか??ってなります。(同一人物です)(最高)
1番の「回るメリーゴーランド…」から続くパートはあたたかさ、やさしさ、まるさ、やわらかさ。2番の「Desperate的な…」から続くパートは深く、甘ったるくて、健気だけど危ないほんの少しの色気を感じます。
かわいらしさとかっこよさ。浅さと深さ。柔らかさと凛々しさ。声のイメージを使い分けられる増田さんの良さが生きていて、匂いたつほど声での表現力に優れているんだなと思います。あくまでもどれもちゃんと増田さんの声なのに、七変化ができるのってすごいじゃん?
コヤシゲにも言ったけど、こういう曲めちゃくちゃ似合ってると思います。(結果全員じゃん)
今回、ヒロイズムさんはインスタに楽曲制作の裏話に加え「三人にとって新たな色になっていると思います」と素敵なコメントも添えてくださっています。
私は音楽的なことは何も分からないけど、たしかに今までの曲とは違い、三人にとって新たな色になっているなと感じました。
www.instagram.com
ヒロイズムさんいつもありがとうございます…!!! 感謝!!!
ていうかそもそも今回の通常盤カップリング、マジで沼に引きずり込まれてしまう神曲揃いで、一番いろんな人の手に届きやすい盤に入れてくるっていう勝負感もすごいですよね…届いてくれ……
4. 神様になりたいわけじゃない
こちらは初回盤A収録です。
そう、我々が加藤さんに替えられそうになったものですね。(あれは正しくは初回A’ですが)
神様になりたいわけじゃない。
情報解禁してからNEWSファンの中でタイトルが話題になっていた印象があります。加藤さんもラジオに反響届いてるって言ってたよね。私もめちゃくちゃ気になりました。インパクトのあるタイトルだもん。
タイトルから、どんな歌詞の曲なんだろ?ストーリー性が強い感じかな?かっこいい感じかな?と中身が気になっていましたが、いざ蓋を開けるとめちゃくちゃ優しくて強い歌、という印象だった。
この曲は、“意味”について感じたことをまとめてみようかな。
意味
「信じてみたあの日の 未来は露と消えたの?」
「大人のような顔して 認めて 許しあえたって その足はまた別の明日へ」
「不器用な僕のライフに どんな意味があるのヒストリー」
「今日も誰か傷つけたって 見ないフリして 星空見上げ 綺麗だと呟けばOK?」
1番も2番もA、Bメロはざっくり、挫折感、葛藤、不器用さ、自問自答、迷い…みたいなものが滲み出てる歌詞かなと思うんですけど…酸いか甘いかなら酸いの感情。いずれも経験のことなので、「過去」に視点を置いた歌詞なんですかね。
「重ねた指や 愛おしい日々だけじゃ 未来を作るには足りない 昨日に光はない」
それが、サビに入ると酸いを越えた時点での歌詞になっているように感じられます。時が経って、「今」に視点を置いた歌詞に変わってるんです。酸いの経験を乗り越えて、いろんなことを知ってしまった「今」。
これ、楽しいだけじゃない経験をしてきた大人だから歌える歌詞だなあ…
そして、サビの最後は必ず「君と生きてる」「君は生きてる」という言葉で終わっていますが、「君」からも分かるように、これはこちら側に向けてうたってくれているように感じました。
これも「君」を自分と捉えて、内在する第三者的目線で「過去の(苦い経験をした)自分」=「君」と生きてる、と考えることもできるのかもしれないけど…私はなんとなく前者がしっくりくるかなあ。
根拠はないです。都合いい方に解釈をしています。書くに足らない理由ですまん。
そうした「君」へのメッセージには、体温を感じる言葉で、小さくて大きな優しさと強さを感じます。
私は「今」を「君と生きてる」というか歌詞をこのタイミングでリリースするところが、ファンの声に耳を傾けてくれる彼ららしいなと思いました。
みんなの夢やヒストリーに耳を傾けてくれる彼らは、今この瞬間も君を置いていかないんです。
重ねた指や愛おしい日々じゃ未来を作るには足りないと知ってしまったのに、どこまでもこうして思いを届けてくれてるのかなと。その覚悟というかなんというか。
「頑張れ」と背中を押してくれるのではなく、そっとそばにいてくれるような歌詞。その思い。
生かされてるなあマジで。
なんでNEWSの言葉って沁みるんだろうね。
神様じゃなくて、ちゃんと“血が通った人間”だからかなあ。
非現実的な歴代の作風の影響もあって、どこか何かを信仰しているような気にもなってしまうけど、なによりも“圧倒的リアル”であって、そばでこの手を掴んでいてくれる人たちだから、かなあ。
それが嬉しくて、そんなところが大好きで、だから神様じゃなくていいんですよね。
逆に言えばこんなに愛おしいのは神様じゃないからだもん。
だからこそ、これはファンとこれでもかというほど感情を共有してきてそばにいてくれるNEWSには最高過ぎる曲だなと思います。
どうしても重ねて聴いてしまうところがあるんですね……悪い癖です(笑)
でもそれでいいかな。
私はNEWSが歌をうたう理由のひとつをそのメッセージ性に見出しているから。
素敵な曲です。
初回Aに収録ということ
そして、私は初回盤って通常盤に比べてファンが買うものだと思っているのですが。
神様になりたいわけじゃない は、今回唯一その初回群に入れられた新曲のカップリングなんですよね。
だからこそこの内容の曲をもってきて、他でもない私たちファンに歌ってくれている気が余計にしてくるんです。他のカップリングよりも内に開けた立ち位置だからこそ。
これを初回に敢えて配置した理由があるとすれば、これなんじゃないかな、なんて思ったり、思わなかったり。
勘違いでも嬉しくて。
どちらにせよ歌詞が本当に素敵な曲でした。宝物増えちゃったな〜!
5. STUDIO LIVE RECORDING
こちらは初回Bの特典DVDですね!!!
事前に解禁された公式YouTubeを見て、発売までずっと楽しみにしてきました。
NEWS – 「STUDIO LIVE RECORDING」 -YouTube スペシャルダイジェスト- - YouTubeyoutu.be
↑サムネだけで最高を確信。
とにかく私は、NEWSがバンド背負って歌う姿が大好きなんですよね。
前回のシングル*5でも全形態購入特典についていた期間限定ストリーミング配信でバンドを背負ってのライブを行っていました。
もう一度見てぇ~!!!
NEWSファンの方は共感してくださると思うのですが、NEWSの強みのひとつって生歌を大事にしてくれているからこそのライブ感、感情が伝わるような歌い方、同じものは2度と生まれない面白さだと思うんです。
これは、上手さや技術レベルのほかに(完全に別ベクトルだとは思いませんが)、アーティストとしての真価を問えるひとつのポイントなんじゃないかなと感じていて。
それがNEWSにはあるなと思っているので、こういう映像が見られること、そしてシングルについてくることが本当〜〜〜に嬉しいです。
しかも今回は期間限定じゃないのでいつまでも見られる!ヤッター!
実際、今回ライブ映像のインタビューでも「たとえちょっとずれてたりとかしても、それがそのときの全体の空気感、みんなでつくった音になる(若干言い回しを変えています)」と増田さんがお話していますよね。
そういうところ、好きだなあと思いました。
そしてライブのように演出で魅せたり踊ったりすることはなく、マイク一本で、歌だけで魅せることって、アイドルの枠を飛び抜けて1アーティストとしての魅力なんじゃないかなと思うんです。
こういうことを大事にしてくれる人たちでよかった。大好き。
また今回、ライブや前回のストリーミングでは見ることのできなかった裏側の部分が見られるというのも贅沢だなと思います。
インタビューだけじゃなく、ちょこちょこ歌のポイントを書き込む姿やバンドメンバーと話し合う姿が見られますよね。確認でワンフレーズ歌ったりとか。
こんなん普段見れなくね…???
しかも遠くに増田さんの声出しが聞こえたりする。マジで贅沢。
脳みそも耳も溶けました。
ファンだからもう当たり前に何出されても買うっていう感覚はあるのかもしれないけど、NEWSの創り出すものはどれも良いものすぎるのでシンプルに欲しい。
本当に購入してよかった。
そしてまた選曲も豪華ですよね…!
まだやっていない曲に挑戦したいとChampang Goldを選曲し、果敢さに溢れる加藤さん。一度も披露したことがない曲のメッセージ性を拾って届けたいと語る、NEWS愛ファン愛に溢れた小山さん。長く愛される曲を改めてアレンジしたいとSNOW EXPRESSを選曲し、「今」のNEWSだからこその魅力を引き出す増田さん。
どれも選曲理由が素敵で、メンバーそれぞれらしくて、愛おしいなと思います。
今回その中からChampang Goldの音源を通常盤に入れてくれていますが、前回の通販盤にしか入っていなかったものを(形は違えど)改めて収録してくれるのもすごくないですか???
前回購入できなかった方も音源として聴けるの手厚すぎるって。
Strawberry*6もそうだったけど、もう聴けないのか…が起きない。
タイミングも抜群じゃん?
このかわいいじれったさと、沁みるやさしさと、溶けちゃうような豪華さと…
ライブバージョンも聴いてみたかったから本当に嬉しい限りです…
6. 歌全体を通して
3人の歌声に対するイメージ
これは3人になってから特に思っていたことなのですが、シゲマスのユニゾンって本当に良い。
あたたかくて まるくて やわらかい増田さんの歌声と、ちょっと冷たくて 形があって 芯の通った加藤さんの歌声。
正反対に聴こえるのに、ユニゾンになると何故か溶け合う2人の声が前から大好きだったんですけど。クセになっちゃう感じ。
(Distanceの「知らない事だらけの…」のパートとかね…大好きすぎて引くほど聴いたわ…)
3人になってからは、(サビなんかは特に)2人が主旋律を歌っていることが多くなったので、この不思議な相性のユニゾンが全面に生きてて本当に大好き~!ってなる。
そこに小山さんの下ハモがあることで重厚感が増して、一気に豪華になるように感じます。
バランスも取れてて混ざり合ってるのに、しっかり特徴が生かせる構図になってるの最高すぎる。超ゴージャスな3声じゃん?(?)
私は4人での楽曲のイメージのひとつに「魔法みたい」というものがあったのですが、
それとは違って、3人での楽曲のイメージのひとつに今度は「お酒みたいだなあ」と思っています。
お洒落で、心地よくて、くるくるして、大好き!が全身にまわる感じ。
NEWSに酔ってしまう。新たな魅力だねえ。
また、今回の作品を受け取ってみて(カップリングは特にですが)、どれも3人での新しい方向性に感じつつも、今までの延長線上にもあるような気がしました。
制作陣が同じだったり、生歌という魅せ方の武器が変わらなかったり…
普通、体制が変わったらベースから作り直すのに試行錯誤する時間がかかると思うけど、3人になって1年後のシングルでこんなに音楽性が明確なの本当にすごいことだと思う。
それって、今までの作品づくりが安定していて、着実にNEWSとしての作品力になっていたからじゃないかなあと思うんです。
今まで築き上げてきたものが新体制になって崩れるのではなく、新たな方向を掴んで進化できるNEWSって本当にすごい。
この先、例え音楽の方向性や作品のつくり方がどんどん変化していったとしても、どの時代のこともどの作品も何も無駄になるわけではなくて、しっかり生かして、踏まえていく。
これこそが進化、そして“NEWSTORY”なんじゃないかなと思います。
今回BURNをはじめ全部受け取ってみて、3人での音楽や活動の方向性にさらに期待が増えました。マジで不安なんて微塵もない。
そう思わせてくれるNEWSって最強だなって思います。
そしてこれは、やっぱり制作チームはじめスタッフの方や関係者の方のお仕事があってのことだと思います。3人だけじゃなく、携わってくれている方全員に感謝したいな。本当に本当にありがとうございます。
マジでチームNEWS最高なんよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!
NEWSファンでよかった!人生!
7. ストリーミング配信「NEWS “STORY” その先へ」
この内容ついて書こうとすると莫大な量になってしまう&大幅にブログ題からずれてしまう気がするので割愛します。
ですが、オーラスから約1か月でストリーミング配信の準備をしてこうして届けてくれるの、本当に愛だなあと思います。
当日観られなくてSTORYの様子を知れてなかったファンの方もいただろうけど、こうして少しでも素早く形にしてくれることで誰も2020年に置いていかないNEWS、銀河一優しいと思います。全身に染み渡る。
そしてオーラスのサプライズは何度見ても号泣。
愛されてるねNEWSファンって。愛されてるねNEWSって。本当に。
8. 最後に
1年前の今頃、生ける屍みたいな顔しながら、何も考えないで済むようにバイトとか課題とかで予定詰めて。
それでも生まれる余白の時間に虚無になって、一周回って涙も出なくて、段々自分がどんな感情かもわかんないまま朝が来て。
苦しい顔した3人のこと思い出しては、どうか温かい布団でゆっくり寝れていますように、栄養たっぷりのご飯を食べれてますようにって願いながら、自分はろくにご飯も食べないまま昼夜もないような生活してたなあ。
いつかこんなときが来るかもってぼんやり思ってはいたけど、いざ直面してみたらもう笑って彼らのこと見れないよ、とか思ってた。
でもこの一年、短いようで長いこの時間で、私はもうこんなに幸せを感じられるくらいになってる。
ビューティフルも、STORYも、その他にもいろんな3人の活動が、私を支えてくれて、その都度NEWSのことやっぱり大好きだな、離れらんないな、と実感してきました。
いや、違うかなぁ…
離れることの恐怖感も正直あったのかもしれません。
NEWS応援してない自分とか考えられないし。
意地みたいなところもあったと思います。
「WORLDISTAも平気で見れるし!昔の曲も全然見れるし!
3人がいるから別に平気だし!別に!」(強がり)、みたいな。
だからこそふとした瞬間、悔しくなったりもしてた。
100%「楽しい!」の純度で応援できていたかと言われたら、多分違うかな。
でもBURNを受け取ったときに、その純度が少し戻ったように感じました。
久しぶりに、純粋に嬉しくて、純粋に楽しかったんです。
久しぶりだったんだよな、この感覚。
最初から3人での作品を初めて受け取って、それが最高に良くて。
ずっと手は繋いでいたけど、なんだか久しぶりにNEWSと目を合わせられたように感じました。
自分も結構辛かったんだな…ってそこで初めて気づいた。
そして同時に、ようやくここまでこれたな、と実感できる幸せを感じました。
悲しいことって、もしかしたらほっといても慣れるのかもしれないし、靴擦れも履き続けたら治っちゃうかもしれない。
でもこればっかりは決して一人で解決できたなんて全く思ってない。
3人ががむしゃらに走り続けてくれたからです。
「好き」を続けない選択肢だってもしかしたらあったかもしれないけど、この「好き」に縋らないで生きる方法がもうよくわかんないくらいにずっと今まで心の真ん中にいてくれたから、そんな私の居場所を、そしてあなたの居場所を、3人が救ってくれて本当に嬉しい。
ありがとう。
永遠なんてどこにもないんだなあ、と知ってしまった1年。
現実はそう思い通りにはいかない。
永遠もなければ絶対もないし、もしかしたら約束だって何もできないかもしれない。
そういう類のものは、もう、いっか、信じなくて。
それでもこの一年で見せてくれた背中のおかげで、そしてBURNのおかげで、そんなことどうでもよくなるくらいにもっともっと愛おしくなってしまった。
これからも、何度だって心の底からNEWSと目を合わせて、同じ方を向いていこうと思います。
改めて。
発売おめでとうございます。
そしてこれからも末永く、よろしくお願いします。
3人の未来が、3人と私たちの未来が、“きっと上手く”いきますように。
BURN|NEWS|Johnny's Entertainment Recordwww.jehp.jp
↑一応レコード会社のリンク貼っておきます…!